薬草「アカキナノキ」

薬草「アカキナノキ」

学名:Cinchona pubescens

Herbs album

 Herbs

 (画像クリックで拡大)

南アメリカ、特にペルーの熱帯山岳地帯に分布している常緑高木です。

赤機那樹(アカキナノキ)

生薬名はキナ皮で、 薬用部位は樹皮です。生薬「キナ皮」は6年生以降の樹皮から採取されます。

  1. 生育環境と植物の形態:
    高さは4-10mまで生長します。枝は赤っぽく、葉も時がたつと赤色に変色します。
  2. 花の特徴:
    花は淡紅色の鐘状のものをつけます。
  3. 効能:

    解熱、健胃、強壮剤としての効果もあり、ペルーの先住民族は現在でも熱や消化器系の病状や、感染症に用いています。

    主成分キニーネはマラリア原虫を死滅させることから、マラリアのかつてマラリア治療薬とされていました。

 目次へ戻る