薬草「アサクラザンショウ」

朝倉山椒（アサクラザンショウ）

薬用部位は果皮です。生薬名はサンショウです。幹の部分をすりこ木として利用すると、香りがよく殺菌効果も期待できます

1. 植物の形態:
   日本全土の山地に普通に見られるサンショウの変種、雌雄異株、高さ2～5メートルの落葉低木です。幹や枝にトゲがなく果実も大きくて収穫しやすいのが特徴です。
2. 花・葉の特徴:
   サンショウの突然変異で果実がサンショウより大きいため多く栽培されています。花は4～5月、黄緑色の小花をつけます。
3. 効能:
   冷えによる腹痛・膨満感を治療する薬方に配合されます。
4. 効能:
   芳香性健胃薬、苦味チンキなどの原料となります。