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北海道、本州中部以北、およびサハリン、朝鮮、中国、アムール、ウスリーに分布し、山地に生えます。山梨県や北海道の野山では普通に見られます。
薬用部位は果実です。果実の皮と果肉が「甘酸っぱく」、種子の中味は「辛く苦く」て、全体に「塩味」がします。つまり、この果実には「酸、甘、苦、辛、鹹」の五味があり、このことから「五味子」とよばれています。
鎮咳去痰・収斂・滋養作用があり、多量の薄い痰が出る咳、体の衰え、下痢、寝汗や自汗などに果実を煎じて服用します。
朝鮮五味子(チョウセンゴミシ)
薬用部位は果実です。果実の皮と果肉が「甘酸っぱく」、種子の中味は「辛く苦く」て、全体に「塩味」がします。つまり、この果実には「酸、甘、苦、辛、鹹」の五味があり、このことから「五味子」とよばれています。
つる性落葉低木。葉は卵形で互生、赤くて長い葉柄があります。つる性ですが、よじ登りのための特別な巻ひげや吸盤などはなく、まばらに分枝する茎自体で他のものに巻つき、1mほどになります。
4月の終わりから5月のはじめ頃に花が咲きます。花は黄白色の釣鐘形で、長い柄があり垂れ下がります。
鎮咳去痰・収斂・滋養作用があり、多量の薄い痰が出る咳、体の衰え、下痢、寝汗や自汗などに果実を煎じて服用します。