薬草「ゲンノショウコ」

薬草「ゲンノショウコ」

英名: Cranesbill

Herbs album

 Herbs

 (画像クリックで拡大)

北海道から九州、奄美大島、および台湾、朝鮮、中国中部、ロシア極東に分布し、山野の草地に生える多年草です。

現証拠(ゲンノショウコ)

生薬名はゲンノショウコで、薬用部位は全草です。ドクダミ、センブリとともに日本の三大民間薬の一つです。

  1. 生育環境と植物の形態:
    草丈30~50cmです。上部の葉は3つに切れ込みがあり、表面および裏面脈状に伏毛があります。
  2. 花の特徴:
    花は茎頂や枝先に2個ずつ付き、紅紫色~淡紅紫色~白色で径1~1.5cmほど。8~10月に開花します。
  3. 効能:

    様々な下痢に用いますが、長く(半量になるまで)煎じると下痢止め、短く煎じると緩下薬になり便秘にも応用されます。

    霜焼け,腫れ物に煎液を外用し、扁桃腺炎・口内炎・歯痛には煎液でうがいをします。冷え性,高血圧予防にもなります。

 目次へ戻る