薬草「ゴボウ」

薬草「ゴボウ」

学名: Arctium lappa

Herbs album

 Herbs

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ゴボウは日本原産の野菜で、日本全国で栽培されています。薬草として伝わったのは平安時代ですが、実際には、縄文時代の遺跡から植物遺存体として確認がされています。

牛蒡(ゴボウ)

生薬名はゴボウシで、薬用部位は成熟果実です。ゴボウには栄養価が高く、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

  1. 生育環境と植物の形態::
    ゴボウの形態は、根菜であり、地下に長い細長い根を形成します。葉は根から伸び、大きな葉を持ちますが、一般的には根が食用とされます。
  2. 花の特徴:
    ゴボウの花期は5月から6月アザミに似たトゲトゲした特徴的な花が咲きます。まるで毒でも持っていそうな見た目のごぼうの花の色は紫と白です。トゲトゲの正体は雌しべ、雄しべです。
  3. 効能:

    消化器系の健康に良い影響があり、利尿、便秘の緩和や血糖値の調整に役立ちます。また、ゴボウには血中のコレステロールを下げる効果や抗酸化作用もあると言われています。

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