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アジアから東ヨーロッパに分布し,乾燥した砂地や海岸付近などに生育する一年生または二年生草本植物です。日本では本州中部以西の温暖な海岸付近に生育しています。
和名は海岸などの砂地に生育し,果実がヒシのような刺を生じていることからから名づけられました。今では、各地で絶滅が心配される絶滅危惧種に指定されています
薬用にはハマビシの果実が用いられます。生薬名をシツリシ(疾黎子)と言います。
めまいや眼精疾患,目の充血などに,痒みを止める作用として老人性皮膚搔痒症やアトピー性皮膚炎などに,鎮痛作用として胸腹部の張りや痛みに用います。漢方処方では当帰飲子に配合されています。
浜菱(ハマビシ)
和名は海岸などの砂地に生育し,果実がヒシのような刺を生じていることからから名づけられました。今では、各地で絶滅が心配される絶滅危惧種に指定されています
茎は根元で分岐し,這うように長さ1mくらいに伸長します。また茎や葉には白色の粗い毛を生じています。
葉は対生し,葉身は3~7対の羽状複葉です。花は黄色で径1cmくらい,葉の基部より1個生じ夏から秋にかけて咲きます。
薬用にはハマビシの果実が用いられます。生薬名をシツリシ(疾黎子)と言います。
めまいや眼精疾患,目の充血などに,痒みを止める作用として老人性皮膚搔痒症やアトピー性皮膚炎などに,鎮痛作用として胸腹部の張りや痛みに用います。漢方処方では当帰飲子に配合されています。