(画像クリックで拡大)
東アジアから東北アジアの温帯から冷帯にかけて分布します。公園や庭、街路にも植えられ、観賞用に栽培もされています。
和名ハマナスの語源は、浜(海岸の砂地)に生え、熟した果実が甘酸っぱいので、ナシに例えて「ハマナシ(浜梨)」という名が付けられ、それが転訛したとする説があります。
咲いた花を摘み取り、風通しのよいところで陰干ししたものは生薬になり、玫瑰(まいかい)と称されます。天日乾燥した花蕾は玫瑰花と呼ばれ、イライラを鎮めたり気の流れや血の流れを良くする作用があります。
ストレスによる胃痛や下痢、月経不順に良く使われ、通常は熱湯を注いでお茶として飲まれます。
完熟前の橙黄色の果実を使って35度の焼酎に3か月漬けて果実酒にして、暑気あたり、低血圧、不眠症、滋養保健、疲労回復、冷え症などに効能があるとされています。
浜茄子(ハマナス)
和名ハマナスの語源は、浜(海岸の砂地)に生え、熟した果実が甘酸っぱいので、ナシに例えて「ハマナシ(浜梨)」という名が付けられ、それが転訛したとする説があります。
1.5メートルに成長する落葉低木。海岸や川岸、湿地など、湿潤な環境を好みます。名前の由来でもある通り、海岸地帯によく見られます。地下茎や匍匐枝を延ばして繁殖し群生します。
春から初夏にかけて、白色から淡紅色の花を咲かせます。花は小さく、集散花序を形成しますが、美しい香りがあります。
咲いた花を摘み取り、風通しのよいところで陰干ししたものは生薬になり、玫瑰(まいかい)と称されます。天日乾燥した花蕾は玫瑰花と呼ばれ、イライラを鎮めたり気の流れや血の流れを良くする作用があります。
ストレスによる胃痛や下痢、月経不順に良く使われ、通常は熱湯を注いでお茶として飲まれます。
完熟前の橙黄色の果実を使って35度の焼酎に3か月漬けて果実酒にして、暑気あたり、低血圧、不眠症、滋養保健、疲労回復、冷え症などに効能があるとされています。