薬草「イノンド」

薬草「イノンド」

英名: Dill

Herbs album

薬膳薬草図鑑

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 Herbs

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英語由来のディル の名でもよばれます。伝統的に使われているハーブの1種として知られ、種子や葉を香味料や生薬として用います。

蒔蘿(イノンド)

イノンドは全体に特有の芳香があり、香りの主成分であるカルボンの他に、リモネン、ピネン、ジペンテン、フェランドレンを含みます。ハーブとして広く知られる植物で、キュウリ科に属します。

  1. 生育環境と植物の形態::
    南ヨーロッパ、地中海沿岸、イラン、西南アジアから中央アジアが原産。日当たりの良い場所や、適度に湿った土壌を好みます。
  2. 花の特徴:
    イノンドは耐寒性の一年草または二年草で、高さは60〜90センチメートルほどになります。 茎は円筒形で、葉は細長く、切れ込みが入っています。葉は鮮やかな緑色をしています。 花は夏に咲きます。小さな黄色い花が集まり、傘状の花序を形成します。。
  3. 効能:

    消化促進: イノンドに含まれる香り成分が消化器官を刺激し、消化を助けます。特にガスや胃もたれなどの消化不良に効果的です。

    抗菌作用: イノンドには抗菌作用があり、食品の保存や調理に利用されます。特に生肉の細菌を抑制する効果があります。

    利尿作用: イノンドに含まれる成分が利尿作用を持ち、体内の余分な水分を排出します。むくみの予防や尿路感染症の緩和に役立ちます。

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