薬草「ジャノヒゲ」

薬草「ジャノヒゲ」

学名: Ophiopogon japonicus

Herbs album

 Herbs

 (画像クリックで拡大)

日本、中国、朝鮮半島などに分布する常緑性の多年草です。日陰でもよく育ち、公園や庭の垣根ぞいに植えられていて、緑の少ない冬ではひときわ目立ちます。

蛇の髭(ジャノヒゲ)

生薬名はバクモンドウで、薬用部位は根の膨大部です。葉の形から、蛇のヒゲあるいは竜のヒゲと呼ばれています。

  1. 生育環境と植物の形態:
    葉は根生で叢生し、線形から広披針形で長さ30~40cmです。
  2. 花の特徴:
    花は7~8月に広鐘形の淡紫色または白色の花をやや密に付け、冬には光沢のある青色の果実をつけます。
  3. 効能:

    オフィオポゴニン(ステロイド配糖体)などの成分を含み、鎮咳、止渇、去痰などの作用があります。

    口渇、寝汗、便秘、煩躁、不安感、動悸などにも応用されます。

 目次へ戻る