薬草「カギカズラ」

薬草「カギカズラ」

学名: Uncaria rhynchophylla Miquel

Herbs album

薬膳薬草図鑑

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カギカズラは、日本を含むアジア地域や北アメリカに自生しています。日本では、本州の房総半島以南の山林に自生するつる性植物です。

鉤葛(カギカズラ)

生薬名はチョウトウコウで、かぎ状の棘(とげ)の部分が薬用です。属名は、ラテン語の鉤(uncus)に由来しています。レゾベラトロールというポリフェノールが含まれており、健康維持や疾患の予防に役立ちます。

  1. 生育環境と植物の形態::
    その「棘」のつき方に特徴があり、左右に2個出るものと1個出るものが交互につきます。河川敷や湿地、森林の周辺など、湿気の多い環境を好みます。
  2. 花の特徴:
    カギカズラは、多年草で、高さは1〜2メートルに達することがあります。葉は広い楕円形で、茎に互いに交互につきます。葉の裏側は白っぽい色をしています。花は夏から秋にかけて咲きます。小さな白色からピンク色の花穂が、葉の間から伸びます。
  3. 効能:

    抗酸化作用: レゾベラトロールは強力な抗酸化物質であり、細胞を活性酸素から守ります。これにより、老化や様々な疾患の予防に役立ちます。

    抗炎症作用: レゾベラトロールは炎症を抑制する効果があり、関節炎や炎症性腸疾患などの症状の軽減に効果があります。

    血糖コントロール: レゾベラトロールは血糖値を安定させる効果があり、糖尿病の予防や管理に役立ちます。

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