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中国に分布し,山地の斜面,向陽の低木林,道端などに生えます。日本原産のサンショウ(山椒)とは同属異種に当たります。
薬用部位が果皮の生薬名は蜀椒(ショクショウ),花椒(カショウ)。種子生薬名は椒目(ショウモク)です。カホクザンショウの実が熟すると、木に赤い花が咲いたようにも見えるので、これが由来となっています。
華北花椒(カホクザンショウ)
薬用部位が果皮の生薬名は蜀椒(ショクショウ),花椒(カショウ)。種子生薬名は椒目(ショウモク)です。カホクザンショウの実が熟すると、木に赤い花が咲いたようにも見えるので、これが由来となっています。
落葉低木または小高木。樹高3~7m。幹はまばらに分枝し、トゲがあります。
4~5月に枝端に小さな花を集散状の円錐花序に付けます。
種子は利水、鎮咳作用があり、浮腫や腹水、喘息などに用います。
果皮は健胃、整腸、駆風(腹のガスを除く)、止痛,、駆虫などの作用があり、食欲不振、胃下垂、消化不良、回虫駆除などに用います。