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原産地は中国長江上流域です。日本には8世紀頃には伝わっていたとされます。落葉広葉樹の低木から小高木です。
生薬名はキコクで、未成熟の果実を乾燥させたものです。成熟果実の場合はキジツと呼ばれます。
唐橘(カラタチ)
生薬名はキコクで、未成熟の果実を乾燥させたものです。成熟果実の場合はキジツと呼ばれます。
樹高は2-4メートルほど。枝は緑色で太く、稜角があり、3センチメートルにもなる大きくて鋭い刺が互生します。
花期は春で、葉が出る前に3-4cm程の5弁の白い花を咲かせ、芳香があります。花のあとには、径3-4cmの球形で軟毛に覆われた緑色の果実をつけ、秋には熟して黄色くなります。
芳香性の健胃作用、利尿作用、発汗作用、去痰作用があります。