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コエンドロは、世界各地で栽培されて、セリ科コエンドロ属の一年草です。日本には10世紀ごろに渡来しました。日本においては、英語由来のコリアンダーのほか、和名のコエンドロ、タイ語由来のパクチー、中国語由来のシャンツァイ(香菜)などと呼ばれています。
生薬名はコスイシです。薬用部位は果実です。
精油は胃液の分泌を良くし、腸内ガスを排出する作用、口やのど粘膜を刺激して気道の粘液の分泌を良くして痰を切る作用があると言われ、頭痛の軽減や消化不良の改善に役立つとされています。
葉は主に薬味として利用されます。ピネン、デカナール、ノナナール、リナロールなどに由来する独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれます。
胡荽(コエンドロ)
生薬名はコスイシです。薬用部位は果実です。
一年生植物です。高さ30-60センチメートルほどに伸びて、大きなもので90cmくらいになります。茎の断面は円形で、縦に筋があります。
花期は夏(7-8月)ころ。白から淡紅色の小花を散状に咲かせます。
精油は胃液の分泌を良くし、腸内ガスを排出する作用、口やのど粘膜を刺激して気道の粘液の分泌を良くして痰を切る作用があると言われ、頭痛の軽減や消化不良の改善に役立つとされています。
葉は主に薬味として利用されます。ピネン、デカナール、ノナナール、リナロールなどに由来する独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれます。