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朝鮮、中国、モンゴル、東シベリアに分布し、山野の向陽地、乾性草地などに生える多年草です。日本では薬用、観賞用に栽培されています。
生薬名はオウゴンで、薬用部位は周皮を除いた根です。和名のコガネバナは花の色をいうのではなく、黄芩(オウゴン)の根の内部の色を表しています。
黄金花(コガネバナ)
生薬名はオウゴンで、薬用部位は周皮を除いた根です。和名のコガネバナは花の色をいうのではなく、黄芩(オウゴン)の根の内部の色を表しています。
草丈30~60cmです。茎はシソ科特有の四稜形、茎からよく分枝します。
葉は対生、無柄で1.5~5cmほどの披針形で縁には毛があります。花期は5~6月、茎の先に花穂を付け紫色の唇形花を開きます。
解熱、下痢止め、妊婦の流産防止などの作用があります。
単独で用いることはなく、各種の漢方処方に配合して用いられています。胸や脇の苦痛、みぞおちの痞え、悪寒と熱感が交互にくる状態を治します。また、止血作用もあり、鼻血、吐血、子宮出血などを止血します。