薬草「コショウハッカ」

薬草「コショウハッカ」

英名: Peppermint

Herbs album

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コショウハッカはハッカ属に属する多年草で、ヨーロッパ原産です。特にその葉や花が利用されます。セイヨウハッカ、ペパーミントとも呼ばれています。

胡椒薄荷(コショウハッカ)

メントール、精油成分、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなど多数の成分を含んでおり、肌の調子を整える効果や消化器の不調を改善する効果が期待されています。

  1. 生育環境と植物の形態::
    コショウハッカは世界中の温帯地域に広く分布しています。湿気の多い土壌を好み、湿地や川岸、湖畔などでよく見られます。また、栽培されることも多く、庭園や農地などで育てられています。
  2. 花の特徴:
    コショウハッカは茎が四角いことが特徴で、高さは30〜90センチメートルほどになります。葉は対生し、長楕円形から卵状楕円形で、先端は鋭くとがります。花は夏に咲き、細長い円錐花序を形成します。花は淡い紫色からピンク色をしており、ミントの特有の強い香りがします。
  3. 効能:

    消化促進: コショウハッカに含まれるメントールが消化器官を刺激し、消化を促進します。消化不良や胃腸の不調を改善する効果があります。

    鎮静作用: コショウハッカの香りには鎮静作用があり、ストレスや不安を和らげ、リラックス効果をもたらします。

    風邪の症状緩和: コショウハッカの葉や花を使ったハーブティーや薬剤は、風邪や気管支炎の症状を緩和する効果があります。特に咳やのどの痛みを和らげるのに役立ちます。

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