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南アメリカのペルー、チリ、ブラジルなどを原産とし、クマツヅラ科の落葉低木です。温暖な気候を好むことから、我が国では地域によっては戸外での越冬が難しい場合があります。
レモンのような芳香があるコウスイボクは、水蒸気蒸留して得られる精油が、香料の原料とされるためにこの名前になったと言われています。
香水木(コウスイボク)
レモンのような芳香があるコウスイボクは、水蒸気蒸留して得られる精油が、香料の原料とされるためにこの名前になったと言われています。
コウスイボクは樹高90-120cm程度で、茎は四角形です。
葉は鮮緑色で長さ10cm、幅2cmの披針形で輪生し表面はざらついています。6月から8月頃に白色の小花を咲かせます。
精油には鎮静効果があり、神経の緊張や不安、悲しみを和らげて気持ちを穏やかに明るくさせてくれるので、不眠症にも有効です。胃腸の調子を整え、消化を促進する効能もあり、また気管支の炎症を抑える働きもあるため、風邪の引き初めにも有効です。ただし、皮膚刺激の強い精油なので、敏感肌の人や妊娠中は使用しないよう注意が必要です。