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本州から九州、およびアジア、ヨーロッパに広く分布し、北米にも帰化しています。道端や荒れ地に多く見られるキク科の一年草です。
薬用部位が全草の場合は生薬名がオウカコウで、種子の場合は生薬名がオウカコウシです。
糞人参(クソニンジン)
薬用部位が全草の場合は生薬名がオウカコウで、種子の場合は生薬名がオウカコウシです。
草丈約1m。葉は黄緑色で上面に粉状の毛があります。
9~10月に黄色の小さな頭花を穂状につけ、全体は大きな円錐状です。全草に独特の悪臭があります。
全草は清熱薬として発熱、日射病、熱射病、寝汗などに用います。特に含有成分のアルテミシニンはマラリアに効果を発揮します。
種子は疲労、寝汗に用います。