薬草「クチナシ」

薬草「クチナシ」

英名: Common gardenia

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クチナシの果実を乾燥させてつくる生薬を山梔子(サンシシ)といい、古くから漢方薬や民間療法で利用されてきた効能があります。

梔子(クチナシ)

クチナシはツツジ科に属する常緑低木で、美しい花と独特の香りを持つ植物であり、その香りや効能を生活に取り入れることで、心身のリフレッシュや健康促進に役立ちます。

  1. 生育環境と植物の形態::
    クチナシは、主に東アジア原産で、中国や日本などの温暖な地域で自生しています。また、庭園や公園などでも栽培され、観賞用や香りを楽しむために利用されています。日当たりの良い場所や、排水の良い土壌を好みます。
  2. 花の特徴:
    クチナシは、常緑の低木で、葉は対生し、光沢があります。花は夏から秋にかけて咲き、白色からクリーム色の5弁の花が密集した集散花序を形成します。花の中心部には、黄色い雄しべが見られます。花の香りは非常に強く、夜間に香りを放つことが特に知られています。
  3. 効能:

    鎮静作用: クチナシの香りには、リラックスやストレス軽減に役立つ鎮静作用があります。香りを楽しむことで心身をリフレッシュする効果が期待されます。

    消化促進: クチナシの花に含まれる成分が、消化器官の働きを促進し、消化不良や胃腸の不調を改善します。

    抗菌作用: クチナシの花に含まれる成分には、抗菌作用があります。口腔内の細菌の繁殖を抑制することができます。

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