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中国北部、中央アジアに自生する草本状の常緑小低木です。地上部の茎を薬用とします。
麻黄の名前は、舌の先を麻痺させ黄緑色にすることが由来で、動物でさえも麻黄が生えていても決して食べようとしないといわれています。
麻黄(マオウ)
麻黄の名前は、舌の先を麻痺させ黄緑色にすることが由来で、動物でさえも麻黄が生えていても決して食べようとしないといわれています。
麻黄はおもに乾燥した地域に分布しています.そのため葉を小さな鱗片に変化させ,葉からの水分の蒸散を抑制しています。そして茎は葉に代わって光合成を行うようになりました。
花は5月頃に咲き,雄花は小さな穂状につけ,雌花は単生しています。花(胞子葉穂)は胞子葉が松かさ状に重なり節につきます。
有効成分であるエフェドリンが咳を鎮める作用や体内の余分な水分を排出する作用を持つため、漢方薬の葛根湯や小青竜湯などに配合されています。