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東西ヨーロッパから地中海地域西部に分布するシソ科ハッカ属の多年草です。本種は芳香があり、料理用ハーブあるいはグラウンドカバーとしてもっとも普通に用いられる宿根草です。
薬用部位が全草の生薬名はギョコウソウで、根はギョコウコンです。繁殖力は旺盛なので植栽には気をつける必要があります。
丸葉薄荷(マルバハッカ)
薬用部位が全草の生薬名はギョコウソウで、根はギョコウコンです。繁殖力は旺盛なので植栽には気をつける必要があります。
マルバハッカは草丈30~80cm。茎はまばらに毛があります。
葉が対生し、対向する卵形または卵形楕円形の葉を持っています。葉は縁が鋸歯状になっています。 花は小さくて白色から淡紅色で、円錐花序をなしています。花弁は5枚で、花期は夏から秋にかけてです。
魚香草(ギョコウソウ)と呼ばれる全草は、咳やのどの痛みを和らげる目的で用いられます。また、消化促進、駆風(腸内のガスを抜く)作用があります。
魚香根(ギョコウコン)と呼ばれる根は、赤白痢などの治療に用います。