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日本では中部地方以西の本州、四国、九州に分布するほか、朝鮮半島、中国に分布します。山野や川原に自生するマメ科の落葉高木です。
豆果の生薬名はサイカチで、種子の生薬名はサイカクシです。莢(さや)を水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用したようです
梍(サイカチ)
豆果の生薬名はサイカチで、種子の生薬名はサイカクシです。莢(さや)を水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用したようです
幹はまっすぐに延び、樹高は12-20メートルにもなります。
葉は互生または対生します。花期は初夏で、若葉の間から伸びた長さ10-20cmほどの総状花序を出して、淡黄緑色の小花を多数つけます。
豆果・種子は去痰薬、利尿薬として用いられ、棘は腫れ物やリウマチに効果があります。