薬草「サンシュユ」

薬草「サンシュユ」

学名: Curnus officinalis

Herbs album

薬膳薬草図鑑

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朝鮮半島・中国原産で、江戸時代に渡来し、庭木や公園樹として植えられています。早春、色が少ない時期に黄色い花を枝全体につけるので、満開になるととても華やかです。

山茱萸(サンシュユ)

中国植物名「山茱萸」(サンシュユ)の音読みが和名の由来です。赤熟した果実は生薬に利用され、サンシュユの名で日本薬局方に収録されています。

  1. 生育環境と植物の形態:
    落葉広葉樹の小高木から高木で、樹高は5-10メートルになります。日当たりの良い肥沃地などに生育します。葉身は長さ4-10cmほどの卵形から長楕円形で、全縁、葉裏には毛が生えます
  2. 花の特徴:
    花期は早春から春(3-4月上旬)にかけ若葉に先立って木全体に開花します。4枚の苞葉に包まれた鮮黄色の小花を多数つけます。果肉は長さ1.4cm程の楕円形です。
  3. 効能:

    滋養・強壮・強精・収れん・止血(頻尿,寝汗,足腰の痛み、疲労など)に効果があり、八味地黄丸などに処方されています。

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