薬草「シナマオウ」

薬草「シナマオウ」

英名: Chinese ephedra

Herbs album

 Herbs

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中国北部~中央アジア、インドの原野,砂地などの乾燥地帯に分布する裸子植物で、常緑の小低木です。

支那麻黄(シナマオウ)

生薬名はマオウで、利用部位は地上茎です。

  1. 生育環境と植物の形態:
    草質状の常緑小低木.樹高30~70cm.根茎は木質で厚く屈曲します。.茎は細長く分枝してやや扁平で多節.葉は細かい鱗片状で節に対生し,基部は合体し,苞茎して鞘状になります。
  2. 花の特徴:
    黄色の花を着けます。茎の節に鱗片葉が2、3枚見られます。これは葉が退化したものです。
  3. 効能:

    鎮咳、去痰、抗炎症、発汗、解熱などの作用があります。

    葛根湯(かっこんとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)など感冒処方を中心とした処方に配合されています。

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