薬草「トラガカントゴムノキ」

薬草「トラガカントゴムノキ」

学名: Astragalus gummifer Labill

Herbs album

薬膳薬草図鑑

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イラン、クルジスタン、イラクなどの西アジアからトルコ、東南ヨーロッパの高地に自生する常緑あるいは半常緑樹の樹高1mほどの低木です。

トラガカントゴムノキ

トラガントゴムノキから得られたゴム状の樹脂の分泌物はトラガントと呼ばれています。幹や地表近くの根に傷をつけるとゴム状の浸出液が出ます。それが乾燥して硬化すると帯状に曲がりくねってリボンのような形になります。トラガントという言葉は、ギリシア語で「ヤギの角(つの)」を意味しており、この形から名づけられたと言われています。

  1. 生育環境と植物の形態:
    バラ類マメ科の双子葉植物です。乾燥を好む植物で、また-5℃~-10℃の寒さにも耐える耐寒性も持っています。
  2. 花の特徴:
    初夏になると、葉腋から花序を出して白い花をつけます。
  3. 特徴:

    乳化剤や安定剤などの食品添加物として利用されます。また、医薬品の添加物として、丸剤や錠剤の結合剤、崩壊剤やリニメント剤の懸濁化剤に利用されてきました。

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