薬草「トウガン」

薬草「トウガン」

英名: Winter melon

Herbs album

薬膳薬草図鑑

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 Herbs

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原産は熱帯アジア、インド、東南アジアといわれています。日本には、古代中国から渡来しました。温暖な地域が栽培の適地です。

冬瓜(トウガン)

生薬名は冬瓜皮・冬瓜子です。薬用部位は種子、果肉、果皮です。完熟後皮が硬くなり、貯蔵性に優れています。夏に収穫され、冬まで貯蔵することができるため冬瓜とよばれます。

  1. 生育環境と植物の形態:
    一年生のつる植物で、茎は地面を這って長く伸びて、無色の毛が生えていて、巻きひげがあります。
  2. 花の特徴:
    花期は夏(8-9月ころ)で、直径7.5-10センチメートルのヘチマに似た黄色い花を咲かせます。果実は偏球形または30-50cmほどの長楕円形です。はじめは触ると痛いほどの白い毛で覆われています。
  3. 効能:

    種子は清熱,排膿作用があり,肺炎による咳や肺化膿症,虫垂炎などの化膿性疾患に用います。果肉や果皮には利水(体の水分代謝を調える)作用があり浮腫や排尿障害などに用います。

    果実に含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、血圧上昇をコントロールして、高血圧症予防に役立つといわれ、むくみの解消にも効果的です。

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