薬草「トウキ」

薬草「トウキ」

学名: Angelica acutiloba Kitagawa

Herbs album

 Herbs

 (画像クリックで拡大)

日本や中国、韓国、ロシアなどのアジア地域に分布。やや冷涼な地域で、日当たりが良く、排水良好、肥沃な土地での栽培に適しています。国内では、和歌山県高野町富貴地区を中心に栽培が行われています。

当帰(トウキ)

生薬名はトウキで、根が薬用部位です。トウキはセロリに似た香りを持ちます。味は僅かに甘く、後にやや辛いです。

  1. 植物の形態:
    トウキは多年草で草丈が60~90cmになります。 根は肥大化しており、人参のような形状をしています。茎は直立で赤く、葉は複葉で縁にぎざぎざがあります
  2. 花・葉の特徴:
    枝先の複散形花序に白色の小さな花を多数付けます。
  3. 効能:
    温補、補血作用があり、生理不順・生理痛・腹痛・不妊症などの婦人科系疾患に用いられます。
  4. 効能:
    葉は浴湯料とすると体を温めます。成熟果実、乾燥した根の焼酎漬けは血行を良くし体を温めます。
 目次へ戻る