薬草「ウイキョウ」

薬草「ウイキョウ」

英名: Fennel

Herbs album

薬膳薬草図鑑

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 Herbs

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ヨーロッパ地中海沿岸地方の原産で、日本には明治初期に渡来しました。現在は北海道、長野、鳥取などで栽培される多年草です。

茴香(ウイキョウ)

生薬名はウイキョウで、薬用部位は果実です。古代エジプトの時代から栽培されている、世界最古のハーブの一つです。

  1. 生育環境と植物の形態:
    茎は直立して上部で分枝します。平滑な円柱形で緑色。葉は互生し、3~4回羽状複葉で細い線上に分裂します。
  2. 花の特徴:
    花期は6~11月です。大型の複散形花序を頂生し、黄色の小さな花を多数付けます。
  3. 効能:

    健胃、鎮痛作用があります。食欲減退、腹痛、下腹部痛、神経質で胃痛や胸やけがあるなどの症状に用います。

    果実を水蒸気蒸留して製した茴香油は、咽喉粘膜を刺激して唾液、胃液の分泌を高めます。

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