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ウコンとは、ショウガ科クルクマ属の多年草です。原産地は東インド地方で、アジアやアフリカ、中南米の熱帯から亜熱帯の高温多湿な地域にかけて広く自生しており、現在世界中に50種類ほどのウコンが見つかっています。 日本で一般的なウコンには秋ウコン（生薬名：鬱金「ウコン」）、春ウコン（生薬名：姜黄「キョウオウ」）、紫ウコン（生薬名：莪朮「ガジュツ」）の3種類があります。通常ウコンというときは、秋ウコンをさします。
鬱金（ウコン）
根茎の断面が鮮やかなオレンジ色の秋ウコンは、肝機能の向上や、コレステロール値を低下させる効果が期待できるクルクミンという成分を春ウコンよりも豊富に含んでいます。
秋ウコンは湿度が高くて温暖な気候を好みます。土壌は排水の良い砂質土が適しています。また、日当たりの良い場所を好む傾向があります。
葉の裏がツルツルしていて中央の筋が緑色をしています。初秋に白い花を咲かせます。
ウコンは肝機能回復、特にアルコールの分解速度を促進してくれます。胆汁分泌促進にも効果があります。
また、炎症を抑制する作用があり、関節炎や炎症性腸疾患などの炎症性疾患の改善に役立ちます。