薬草「ボタン」

薬草「ボタン」

英名: Peony

Herbs album

 Herbs

 (画像クリックで拡大)

ボタンは落葉の低木で、幹は直立して枝分かれします。

牡丹(ボタン)

牡丹は中国を原産とする植物で、根の皮を生薬として古くから利用してきました。

  1. 生育環境と植物の形態::
    ボタンの葉は1回3出羽状分裂し、小葉は卵形から披針形をしており、葉先は2 - 3裂するか全縁です。
  2. 花の特徴:
    ボタンの花は春から梅雨の時期にかけて、バラのように美しく大きな花を咲かせます。品種改良が盛んに行われ、園芸品種が非常に多いです。花色も豊富(原種は紫紅色)で、花形も多彩です
  3. 効能:

    根の樹皮部分は牡丹皮(ぼたんぴ)と称される生薬です。

    ボタンに含まれるペオノールには消炎、解熱、止血・鎮痛、浄血、月経痛、子宮内膜炎などに効用があると言われ、更年期障害の症状を改善する効果もあります。

 目次へ戻る