薬草「トウオウレン」

薬草「トウオウレン」

学名: Coptis chinensis Franch

Herbs album

薬膳薬草図鑑

  • 写房 「楠華堂」象形文字
  • 薬膳薬草図鑑のホームページにご訪問いただき、誠にありがとうございます。
  • 薬膳薬草の図鑑では、薬膳料理に欠かせない多種多様な薬草についての詳細な解説と、美しい写真を提供しております。
 Herbs

 (画像クリックで拡大)

原産地はアジア、温帯地域です。中国南部(貴州省、湖北省、湖南省、陝西省南部、四川省)の森林に分布する小形の多年草です。

トウ黄連(トウオウレン)

生薬名はオウレンで、利用部位は根茎です。セリバオウレン同様、生薬「オウレン」の基原植物です。

  1. 生育環境と植物の形態:
    草丈は15cm ~ 30cmです。
  2. 花の特徴:
    トウオウレンの花は緑色から緑褐色で、キンポウゲ科の多くがそうであるように花弁のようによく目立つ部分は萼で、実際の花弁はその内側に隠れています。
  3. 効能:

    消炎,下痢止め,鎮静作用があり,胃腸炎,皮膚化膿症,目の炎症,炎症性の下痢,不眠,不安,興奮などに用います。

    口の中の苦味で味覚神経を刺激し、唾液や胃液の分泌を活性化し、胃粘膜にも直接作用する効果があります。

 目次へ戻る